
続けたくなるコンタクトレンズ
しばらく目を閉じて、軟膏が溶けて、目全体に広がるのを待つ。
目の外にあふれた軟盲を水で濡らした清潔なティッシュやガーゼなどで拭き取る。
コンタクトレンズ装用者の正しい点眼方法:日本でコンタクトレンズをつけている人は1500万人とも1700万人とも言われ、たくさんいます。
コンタクトレンズを装用したまま点眼してもよいかどうかは基本的には主治医の指示にしたがってください。
主治医の指示がない場合は、原則的にはハードコンタクトレンズ(酸素透過性コンタクトレンズを含む)、ソフトコンタクトレンズのいずれも、レンズははずして点眼します。
点眼後は5分以上経過してから、再装用してください。
しかし、眼疾患がなく、コンタクトレンズを装用できる状態であれば、水溶性の点眼剤は、ハードコンタクトレンズ(酸素透過性コンタクトレンズを含む)を使用している場合ならそのまま点眼しても構いません(ソフトコンタクトレンズははずして点眼する)。
ソフトコンタクトレンズはレンズ内に主薬や防腐剤、添加剤などが浸透すると考えられ、通常よりも副作用が強く出る可能性があります。
特に防腐剤に関しては、その毒性(界面活性作用)のため、角結膜上皮細胞に対する障害が危倶されるため、絶対につけたまま点眼してはいけません。
数種類の点眼剤を処方されたとき:2種類以上の点眼剤を点眼する場合は、約5分ほど間をあけてから、次の点眼剤を使用してください。
最初に点眼した薬は、後に点眼した薬によって洗い流されます。
一般に、最初の点眼剤の投与から5分以上間隔をあけることによって、相互の影響を受けることはなくなると考えられています。
点眼の順序前述したとおり、5分以上間隔をあけることで、相互の影響はなくなると考えられていますが、点眼の順序としては、以下のことに気をつけてください。
医師の指示がある場合は、それに従う。特に順序の指示がない場合は、よく効かせたい点眼剤を後に点眼する。
懸濁性点眼液(主薬が溶けていない状態の点眼液で、点眼前に数回振って全体が均一になるようにする点眼液)は水に溶けにくく、吸収されにくいものがある。
そのため、後から点眼すること。
点眼液、眼軟喜を併用する場合は、眼軟書が点眼液をはじく性質がある。
そのため、眼軟盲は後から使用すること。
点眼後にゲル化する点眼液は、後から点眼すること。
点眼剤の保管方法それでは、処方された点眼剤はどのように保管したらいいのでしょうか。
冷たくて爽快感が得られるということから、点眼剤はすべて冷蔵庫で保管する方もいらっしゃるかもしれません。
一般に凍らせない限り、問題はないことが多いのですが、冷やすことによる刺激で涙液が分泌され、点眼液が薄くなったり、眼の外に流出してしまうということも考えられます。
正しい薬効を得るためには、以下のことに気をつけましょう。
その他、医師の指導が必要なものもありますので、疑問を感じた場合は医師に相談しましょう。
点眼剤のラベルに保管方法の指示が記載されている場合は、それに従う。
「遮光保存」「冷暗所保存(冷凍室には入れない)」など。
また、特に注意がない場合でも、直射日光を避けて、なるべく涼しい場所に保管する。
特に、夏場の車中に点眼剤を放置すると、薬液が、℃前後まで上昇することがあります。
絶対に車中に置いたままにはしないこと。
点眼後はしっかりとキャップをしめ、添付の投薬袋に入れて不潔にならないように注意。
症状が治まった場合は、使用期限内であったとしても、残った点眼剤は廃棄すること。
だいたい開封後1カ月をめどにしてください。
救急箱などに保管する場合、開封した湿布薬とは一緒に保管しないこと。
湿布薬に含まれているメントールが、点眼容器を通過して点眼液にしみこんでしまう危険があります。
点眼の際、目にしみる可能性があるので注意しましょう。
幼児の手の届かない場所に保管すること。
点眼剤の安定性について:点眼剤は光と温度に影響を受けます。
そのため、遮光用投薬袋というものがあります。
白色蛍光灯を光源に用いて、光が点眼剤に垂直に当たるような状態で1000ルクスの光を一定時間照射し、薬剤がどのくらい残っているか計測してみると、光にかなり不安定な点眼剤でも、遮光用投薬袋に入れることで分解が抑えられるということがわかりました。
例えば、あるメーカーでは、袋の中身がわかる透明で紫外線遮光機能のある投薬袋を開発し、採用しているほどです。
従来の色のついた中身がわからない投薬袋と違って、開けてみなくても中に入っている点眼剤が透けて見えるため、誤った投薬を未然に防ぐことができます。
点眼剤の使用期限は点眼剤の添付文書に記載がない場合は、原則として1カ月を目安にしましょう。
点眼剤は開封するまでは無菌状態ですが、開封後は汚染の危険性があります。
通常、開封した点眼剤を繰り返し使用するため、1滴点眼すると、その分、空気が容器の中に入り、汚染の危険性が生じます。
また、前述したとおり、容器の先が直接、目やまつげ、まぶたなどに触れたり、涙液の逆流などによって汚染されることもあるので注意しましょう。
点眼財に含まれる防腐剤について:点眼剤には、薬である主成分以外にも防腐剤をはじめとしたさまざまな添加剤が含まれています。
それぞれの添加剤には役割があります。
それでは、気になる防腐剤について、ご説明しましょう。
前述したとおり、開封した点眼剤の微生物汚染を防ぐためには、防腐剤の配合が必要となります。
防腐剤の条件としては、次のようなものです。
細菌および真菌に対して抗菌力がある。
眼組織に刺激を与えない。
アレルギーを起こさず、長期使用しても無害である。
主薬およびほかの添加剤と配合変化を起こさない。
化学的に安定している。
これらの条件を完全に満たす物質はありません。
しかし、主薬やほかの添加剤の性質から、岬滅菌効果、配合変化などを考慮して選定されます。
防腐剤の種類と効果 おもな役割代表例涙の浸透圧に近づける塩化ナトリウム、グリセリンなど点眼剤的なpHのリン酸緩衝液、ホウ酸緩衝液など。
使用中に微生物汚染生じるのを防止するが塩化ベンザルコニウム、パラベン類など主成分を水に溶解させるポリソルベート80、αシクロデキストリンなど酸化、分解、着色などの物理化学的変化を防止するエデト酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウムなど主成分の結膜嚢内への滞留時間を延長させる力ルボキシビニルポリマー、ヒドロキシプロピルメチルセルロースなど現在、わが国で市販されている点眼剤には、防腐剤として、塩化ベンザルコニウム(4級アンモニウム塩)が約帥パーセント、パラベン類が約刈パーセント使用されており、この二種類が防腐剤の大半を占めています。
塩化ベンザルコニウムは一般的に最も広く用いられており、水に溶けやすく、刺激が少なく防腐力が強いのが特徴です。
専門的な話になりますが、アルキル鎖(炭素と水素が鎖のように連なったものⅡ炭化水素基)長の違いによって、角膜への安全性、殺菌力、配合変化などが異なってきます。
逆性石けん塩化ベンザルコニウムなどパラオキシ安息香酸メチルパラベン、エステルエチルパラベンなどアルコール類クロロブタノールなど有機酸およびその塩類デヒドロ酢酸ナトリウム、ソルビン酸ソルビン酸ナトリウムなど防腐剤の入っていない点眼剤。
1使い捨てユニットドーズ。
このタイプは一回で使い切るため、二次汚染の心配がありません。
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